直線ミシンが上手にできるようになったら、次は曲線ミシンに挑戦しましょう。
直線も難しかったと思いますが、実は曲線も難しいです。
でも仕組みを理解すれば大丈夫です。
仕組みを理解して練習すれば上達への近道です。
まずは曲線ミシンの4つのポイントについてです。
4つもポイントがあり難しいそうと思いませんか?
この4つは多いのでなく、4つを分けて考えるのが大事になります。
今回は別々の要因を分けて、曲線ミシンを紹介します。
ポイント①ミシン
曲線ミシンはスピード調整が重要です。
ポイント
車と同じ、カーブではスピードを落とす
スピードを落とすことにより、落ち着いてミシンできるようになります。
気持ちにも余裕ができると思います。
スピードを出し過ぎると、カーブが曲がりきれずに蛇行してしまいます。
蛇行すると、糸を解いてミシンをもう一度しないといけません。
もう一度ミシンをすると生地も傷んでしまいます。
きれいに仕上げるためにも、カーブは減速しましょう。
車と同じです。カーブは減速して徐々にハンドルをきりますよね?
そして車も一時停止では指定位置できちんと止まりますよね?
まずは1針づつでも、一時停止しながらでも構いませんのでやってみましょう。
ミシンによってはスピード調整できるものもあります。
その場合はスピードを遅く設定しましょう。
スピード調整がついてない場合は、ミシンペダルの踏み加減で調整しましょう。
ミシンペダルの基本はかかとを着けることが重要です。
そうすると自然に微調整ができるようになります。
ポイント②人
ミシンは縫うことしかできませんので、人の手で生地を動かす必要があります。
そうしないと曲線ミシンできません。
これも直線同様に曲線ミシンも練習が必要です。
ポイント
両手で生地を回す
小さい生地でしたら、片手でまわすことができます。
しかし大きい生地の場合は無理せずに両手を使いましょう。
図のように手を回転させるようにします。
1枚で上手に回せるようになったら、2枚を重ねてチャレンジしてみましょう。
徐々にステップアップしていくことが大切です。
回転させるタイミングは針が上に上がったタイミングで回します。
針が生地に刺さった状態ではいくら生地をまわしても、回転させることができます。
このタイミングも練習があるのみです。
根気よくがんばりましょう。
ポイント③生地
1枚で上手に回転できるようになったら、次は2枚重ねて縫います。
しかし曲線の種類は2つあります。
凸カーブと凹凸の組み合わせがあります。
ポイント
凸カーブから練習する
最初から凹凸カーブをミシンするのは難しいので、まずは凸カーブから練習しましょう。
ちなみに凹凸カーブは熟練者でも難しいくらいです。
はじめから凹凸カーブを練習するよりは後回しにしたほうがいいかもしれません。
なぜ凹凸カーブが難しいのか?というとこれは別の機会に説明したいと思います。
簡単にいうと2枚の生地の縫い代端と縫い線の距離の差が発生するからです。
ポイント④方法
縫い代ガイドを使います。
ガイドの種類は上側の押さえに取り付けるものから、針板に取り付けるものまで様々あります。
どのガイドのタイプも使い方次第では邪魔になったりもしますので、使い分けが必要です。
ポイント
針を見つつ、縫い代の端がガイドに当たっているか見る
もしガイドがなければ、針板にセロハンテープやマスキングテープを貼り、ガイドの代わりにしましょう。
熟練者になると自然に両方を同時に見れるようになります。
ずっと見ていると疲れてしまいますので、その時は一時ミシンを止めてリラックスしてください。
見るということは集中力を使いますので、非常に疲れます。
まとめ
曲線ミシンができないとお悩みの方、実は練習だけではないことがわかりましたでしょうか?
仕組みをわかった上で練習することが大切です。
今回はおおきなポイントだけを説明いたしました。
実はほかにも細かいポイントはたくさんあります。
今後は徐々に記事を書いていきたいと思います。
なかなかミシンの仕組みを書いてある教科書はない?気がします。
これらは自分が経験した上での解説になります。