オジザッカの製品にプリントされている犬のキャラクターはTシャツくんでプリントされています。
実は業者に依頼せずに、1枚、1枚、手作業でプリントしています。
今回はプリント方法について紹介いたします。
1,生地の上にフレームをセットします。
ポイント
平らな状態でフレームにセットします
準備としては版画の淵には動画のようにマスキングテープを貼っておくことをおすすめします。
理由は版画を洗うときに水がフレームの隙間に入ってしまうからです。
生地が重なっていたり、版画から生地が外れていたりするだけで平な状態になりません。
平でないと段差になり、ヘラを動かす際にきれいにプリントできなくなります。
この点が注意が必要です。
おすすめはミシンの前にプリントをしておくと平でやりやすいです。
2,インクを入れる。
ポイント
使用する分量を入れます。
一度に大量にインクを入れると固まってしまいます。
オジザッカでは取り扱いしやすい水溶性インクを使用しています。
帆布は綿素材なので水溶性インクを使用になるそうです。
これもメーカーのサイトに記載されていますので、使用する用途に応じてインクを選びましょう。
ちなみにポリエステルの印刷をする場合はポリウレタンインクを使用しています。
初心者の場合は説明書、メーカーサイトを調べて推奨条件を守ることがポイントです。
3,ヘラでスクリーン上を滑らします。
ポイント
均等な力で平行に動かします。
何種類か試しましたが、高価なものでなくてもできます。
プラスチック製でもダイソー製でも可能でした。
高価なものは木製でゴムがついていると1万円近くしてしまいます。
あとは均一の力に角度も同じ角度で動かすこともポイントです。
一度で濡れなければ、2度、3度と塗ります。
基本は一度で塗るのがベストだと思います。
複数回やるとインクが過剰に付着します。
ここで濡れてないと版画を見ると、どこが着いてないか判別できます。
これは初心者でもわかりますので大丈夫です。
4,フレームを取りはずします。
ポイント
生地が引っ付いていることがありますので、ゆっくり取り外します。
完成です。
でもこの作業がなかなか難しいのです。
この際にごみなど版画に付着しやすいので注意が必要です。
ごみが着くと、その部分の版画がかずれてしまいます。
ごみが着いたら、取り除きましょう。
もうひとつ注意事項がありました。
手にインクが付いたら毎回汚れを取りましょう。
手のインクが生地に付着してしまうためです。
5,機材について
太陽精機 Tシャツくん ワイド製版機 02-3891
6,まとめ
オジザッカの視点でシルクスクリーンを簡単に説明させて頂きました。
気軽にプリントできるのがいいところです。
初めてのかたでも簡単にできます。
オジザッカのアトリエはマンションです。
マンションだからできないと思っていませんか?
基本はインクは流せないので、すべてウェットティッシュでふき取っています。
もちろん版画の掃除も霧吹きで吹きかけて、キッチンペーパーでふき取っています。
これを3回ほど繰り返しておわりです。
いまのところ、劣化して使用できないということはありません。
版画は半日くらい乾燥させて水分を確実に取り除くようにしています。
そして紫外線が当たらないように箱に入れて保管をしています。
フレームに関しては使いまわしをしています。
フレームから外したらスクリーンを使えないと思っていました。
しかしスクリーンを別に保管して、使用したくなったときにスクリーンを再度フレームに取り付けて使うことも行っています。
あまり推奨はされていないと思いますが、フレームの値段が高いのでこのような方法をしております。
いまのところ2回ほど付け替えを行っておりますが、いまのところ問題なく使用できています。
いかかでしょうか?
気軽にプリントできるシルクスクリーンを紹介させて頂きました。